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2010.04/22(Thu)

テキトークラフトマン『SOULEIADO FABRIC』

温度差の激しい毎日が続いており、風邪だか… 花粉症だか… 
くしゃみを連発しておりますテキトークラフトマンです。

前回はリバティプリントをお伝えしました。続いて今回も生地プリントのお話で、静かなブームの「ソレイアード」生地のお話をしていきたいと思います。

リバティと同じく、小花や昆虫がモチーフの「ナチュラル系」ではありますが、調べてみるとその歴史はもっと古く、高貴なものでした。



そもそもソレイアード(SOULEIADO)とは南仏のプロヴァンス地方発祥のブランドです。
日本でも高価な服地ブランドとしては知っている人も多いのではないでしょうか?

ソレイアードとは南仏プロヴァンスの古い言葉で「雲間からさす太陽の光」という意味になるそうです。その特徴は、ブランド名からも想像できるように、アネモネ・茜・向日葵・ラベンダーなどプロヴァンス地方に自生している植物を染料としていることや、アジア~エジプト付近の地域から伝わるオリエンタルなものから、南フランスを連想させるものまで幅広く、モチーフとしていることなどがいえそうです。

Ⅰ             Ⅱ              Ⅲ                        
ケララプティ オリアンテネレ

Ⅳ             Ⅴ
メルヴェイユスカラベ

Ⅰ KERALA (ケララ)       
ケララはインド亜大陸の最南端西岸に位置する緑豊かな地域のこと。
ⅡPETIT ORIENT(プティ オリアン)
野に咲く小さな花という意味。
Ⅲ TENERE (テネレ)
サハラ砂漠中南部の一帯を指す呼称
ⅣLA MERVEILLE (メルヴェイユ)
プロヴァンスに伝わる古語で「おしろい花」という意味。
ⅤLE SCARABEE (スカラベ)
エジプトの神話上の昆虫で、太陽を転がしている糞転がしのこと。

しかも、モチーフを木盤に彫刻し、※手作業によって、一枚の布に何層も色を重ねて染色するという、手間のかかった技法を用いるそうです。これらの技法を「プロヴァンスプリント」と呼ばれており、その中でも最も古いテキスタイルメーカーがソレイヤードなのです。 
※現在は機械化されています。

これだけの手間がかかっていればお値段が高いも納得ができるでしょう…

プリント原版プリント刷師


その他にも、「Les Olivades(レゾリヴァード)」・「Valdrome(ヴァルドローム)」・「MARAT D’AVIGNON(マラダヴィニョン)」・「PIERRE DEUX(ピエール・ドゥ・フレンチカントリー)」など4つのテキスタイルメーカーがあるのです。

そんなわけで、ソレイヤードを語るにはプロヴァンスプリントの歴史まで遡ることになりそうです。

プロヴァンスプリントは、15世紀頃のフランス最大の貿易港マルセイユに入ってきたインド更紗が起源といわれています。シルクロードを経てインドで花咲いた図案は、アンディエンヌ(インド風)と呼ばれ、ルイ14世にも愛されていたそうです

16世紀頃、フランス宰相コルベールにより、プロヴァンスプリントの国内における製造・輸入の禁令が発布されると、禁令が及ばなかったタラスコンの工場でわずかに製造されるのみとなりました。

タラスコン城

19世紀頃、薬剤師であった伯父から、タラスコンの工場を譲り受けたシャルル・ドゥメリーは、失われつつあったプロヴァンスプリントの原版(木盤)4万点を買い集め、伝統モチーフを、自社のプリントデザインに自由に生かすことによって、現在のソレイヤードを確立させたのです。

ソレイヤードの生地のタイプを大きく分けると

①自然をモチーフとした、細かい柄の服飾用綿織物。
②インテリア向けの大きい柄の厚手の綿織物。
③ギャロンと呼ばれる約5~18㎝のリボン状のテープ。
         
          があるので、使用するものによって使い分けるようです。

ソレイヤードインテリアギャロン

そんなわけで、ソレイヤードの生地が高価な理由がわかっていただけたでしょうか?
日本でいえば、着物の友禅染や西陣染などと同じように手間のかかった伝統工芸品と同等なのでしょう…

みなさんも、下記のように春先に向けて、小物やワンピースなどを作ってみてはいかがでしょうか?

せめてギャロン程度を使用して、プロヴァントな気分を味わっていただけたらと思います。




今回はこれにて。次回もお楽しみに。
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